top of page
検索
執筆者の写真T. Abe

SwiggyはIPO規模を1億5000万ドル増やし、14億ドルまでの調達を目指す

この記事は、以下のリンクから元記事をご覧いただけます。


インドのフードデリバリースタートアップであるSwiggyが、新規株式公開(IPO)の規模を拡大する計画を進めている。具体的には、当初予定していた新株発行部分を1億5000万ドル増加させ、IPO全体で最大14億ドルの資金調達を目指している。これは、今年インドで行われる上場の中でも最大規模の一つとなる見込みだ。


先週末に提出された株主会議の通知によれば、Swiggyは、新規株発行により500億ルピー(約6億ドル)を調達する計画だ。この数字は、当初の4億5000万ドルから大幅に増額されたものだ。また、事情に詳しい関係者によると、SwiggyはIPOで150億ドルの評価額を目指しており、既存の投資家が8億ドル相当の株式を売却することを検討しているという。この通知を最初に報じたのはインドのメディア、Entrackrである。


Swiggyは、Prosus Venturesやソフトバンク、アクセルなどの主要投資家の支援を受けている企業であり、インドのフードデリバリーおよびクイックコマース分野において、リーダー的な存在である。同社は2024年3月期の売上高が14億ドルに達すると予測しており、クイックコマースサービスであるInstamartも年間10億ドルの総商品価値を見込んでいると発表していた。


この市場には激しい競争が存在する。SwiggyはZomatoや、タタが所有するBigBasket、そしてゼプトなどとの競争に直面している。特に、クイックコマース業界においては、今後6〜12ヶ月でさらなる競争激化が予想されている。バンク・オブ・アメリカのアナリストによるメモでは、上位3社のプラットフォームが互いの領域に侵食しつつあり、さらなる品揃えの強化や大規模なダークストアの借用によって、需要の高まりに対応していると指摘されている。


このような状況下、インドのクイックコマース業界では、ユーザーが価格に敏感でなく、幅広い選択肢があることから、上位3社でも勢いを保つのが容易ではないという認識が広がっている。こうした競争の中で、SwiggyがIPOを通じてさらに資金を調達し、市場シェアを拡大しようとしていることは、戦略的な動きとして注目される。


IPOが進む中で、バンク・オブ・アメリカのアナリストは、インド企業が今年後半にIPOおよびFPOを通じて約110億ドルを調達する準備ができていると述べており、Swiggyの上場もその一環として期待されている。

閲覧数:0回0件のコメント

תגובות


bottom of page