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執筆者の写真T. Abe

All Iron Ventures が新たな 1 億 5,000 万ユーロの「フォローオン」ファンドで Acurio Ventures にブランド変更

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スペインとポルトガルのテックエコシステムは、スタートアップの成長や資金調達が活発化している。バルセロナ拠点のPlus Partnersは、3,000万〜5,000万ドルのファンドを目指して立ち上げられ、Yellowは3,000万ユーロのファンドを設立。また、スペインのKfundは7,500万ドルを調達した。


さらに、All Iron Venturesはブランド名をAcurio Venturesに変更し、1億6,600万ドル(1億5,000万ユーロ)の第3ファンドをクローズ。このファンドは「フォローオン」投資に専念し、取引のリードを行わない。Acurioは、2016年にeBayにTicketbisを売却したアンダー・ミチェレナによって共同設立され、今後もヨーロッパ全体に投資を続ける。


同社の新しいファンドには、アメリカの大学基金や企業、ファミリーオフィス、テクノロジー企業幹部などが参加しており、資産運用額は約3億ユーロに達する。Acurioは過去12ヶ月で20件の投資を行い、評価額が底に達したと判断し、積極的な投資姿勢を取っている。


ミチェレナは、同社のポートフォリオ構築について、「他の企業とは異なり、1ファンドあたり50社を対象にし、四半期ごとにフォローアップの戦略を調整している」と語っている。このアプローチにより、早期の払込配当(DPI)が可能になり、ファンド終了を待たずにエグジットを実行できるのが特徴だ。


スペインのスタートアップエコシステムも著しい成長を見せている。2023年にはスタートアップ企業の合計企業価値が1,000億ユーロを超え、850回の資金調達ラウンドで22億ユーロを調達した。また、「State of European Tech」レポートによれば、スペインのエコシステムはヨーロッパ全体で4位に位置付けられている。

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