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執筆者の写真T. Abe

11x.ai、ベンチマーク主導で2,400万ドルを調達し、AIデジタル従業員を育成

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11x.aiは、エンドツーエンドのワークフロー自動化を目的としたAIボットを開発するスタートアップで、シリーズAラウンドでBenchmarkを主導投資家として2400万ドルを調達した。2022年にロンドンで設立された同社は、AIエージェントを「自動化されたデジタルワーカー」と呼び、反復的なタスクを処理することで、人間の従業員がより戦略的な業務に集中できるようにすることを目指している。


創設者兼CEOのHasan Sukkar氏は、営業やマーケティング、収益運用などの市場開拓チームに重点を置き、最初にリリースしたAIエージェント「Alice」は営業担当者としての役割を担い、続いて電話対応エージェント「Jordan」がリリースされた。Sukkar氏は、「Jordanは非常に自然な会話ができ、最大30分間のリアルタイム対話が可能です」と述べている。


11x.aiのビジョンは、人間を必要としない高度なスキルを持つデジタルワーカーを構築し、自律的に業務を進められるエージェントを実現することにある。これにより、従来のソフトウェアでは得られなかった生産性向上をもたらし、Sukkar氏はこれがインターネットやクラウドと同等の革命的な変化を引き起こす可能性があると見ている。


現在、11x.aiのデジタルワーカーは25の言語で訓練され、BrexやDataStaxなどの大手企業を顧客に抱え、年間経常収益が1000万ドルに迫っている。今後もさらなる成長を見据え、Sukkar氏は今後数ヶ月以内に新たなデジタルワーカーを2つ追加する計画だと述べており、仮想従業員のスイートとして提供されるエージェントが拡大していく見込みだ。


11x.aiは、このAIエージェントの分野でUiPathやServiceNow、Salesforceといった大手企業とも競争することになるが、BenchmarkのSarah Tavel氏などの投資家からは強い期待が寄せられている。Tavel氏は、AIによる業務自動化の重要性について論文も執筆しており、11x.aiの取締役にも就任した。


今回調達した資金は、製品開発とチーム拡大に充てられる予定で、現在27名のチームはさらに拡大する見通しだ。Sukkar氏は、学生時代の単調な仕事から生まれた自身の経験を基に、自動化が人間の潜在能力を引き出す方法としてのエージェントの可能性に期待を寄せている。

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